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朝礼の3分間スピーチに使える元ネタ⑦

ULマーク付きのシリアル銘版について

前職で会社初のUL規格の取得する為に申請用のドキュメントのまとめを専任で行っていた時に知り得たUL規格認証マークの表示されるシリアル銘版についてまとめてみました。

UL認証サービスの認証マークの種類

➀リスティング認証マーク

リスティング・マークは、一般的に最終製品につけられるマークで、その製品サンプルがUL安全規格に基づいた試験を受け、ULの要求事項を満たしている場合に使用が許可されるマークです。

②コンポーネント・レコグニション認証マーク

レコグナイズド・コンポーネント・マークは、単体では機能しない、あるいはその機能が制限されているコンポーネント(部品・材料)に対するULの認証マークです。これらのコンポーネントは最終製品であるUL リステッド製品に使用されますが、電源やモーターなど更に別の部品に使用される場合もあります。プラスチック、ワイヤ、プリント配線板など多岐にわたる部品・材料がこのサービスの対象になっています。これらのレコグナイズド・コンポーネントには、Conditions of Acceptability(部品使用許可条件)が定められており、これを考慮して最終製品に組み込んだり、使用する必要があります。

➂クラシフィケーション認証マーク

クラシフィケーション・マークとは、製品固有の性質を検査し、特定条件下での使用が可能かどうか、また予測可能な事故に耐えうるかどうかを評価、認証されたことを示すマークです。

工場監査での各シリアル銘版の取り扱いについて

➀リスティング認証品のシリアル銘版(工場監査での確認は有り)

Listed認証の場合、工場監査で、ラベルの材料/印刷方法に対して確認があるメーカーで作る場合はUL認定メーカー(ALSプログラム)にて印刷されたものである必要があります。
内作の銘版もOKですがラベルの材料/印刷方法に対して確認がある 

②コンポーネント・レコグニション認証品のシリアル銘版(工場監査での確認は無し)

機器内部に組み込まれる部品型承認 (Recognized)であるため工場監査で、ラベルの材料/印刷方法に対して確認がない制作は内作の銘版でOK、UL認定メーカーで作らなくても良い。

➂クラシフィケーション認証のシリアル銘版(工場監査での確認は有り)

Recognized Component Mark以外は、 UL認定メーカー(ALSプログラム)の対象になるので工場監査で、ラベルの材料/印刷方法に対して確認がある。

まとめ

ULマーク付きのシリアル銘版は最終製品なのか、機器に組み込まれる部品なのか、製品固有の性質を検査した特定条件下での使用可能か予測可能な事故に耐えれるか、によって製造工場の工場監査時にシリアルラベルの材料、印刷方法、作成先(UL認定メーカOR内作化)の確認があることが解った。会社でUL認定申請する場合は対象となる製品の、ドキュメントとサンプルを認定機関に送り試験をして合格すれば認定してもらえ、認定品は定期的に製造部門の工場で工場監査され安全性が担保されれば、継続的にUL認定マークの使用が認可されている。日本国内で販売する上では必要ないが使用上の安全性においては、世界的にも基準の厳しいUL認定マークがついていると、客観的にみて安全性が担保されていて信頼ができる製品であるといえると思います。このブログまでたどり着いた方は少なくてもモノづくりに興味関心がある方だと思います。これからも学んだ事や調べたことで共有したい事柄がありましたら発信していきます。このブロブは解りやすくまとめたつもりですが、不明点、解り難い点、知りたい情報、調査して欲しい情報等ありましたら広く皆様の連絡をお待ちしております。

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